ミルナは FPGA エンジニアでもあるがテックサポートの担当でもある。顧客からのメールや電話での受け答えをする。今日の午前中はミルナから FAQ として何が多いかを習うことになった。まずもっとも多い顧客からの質問は EDK の基本的な使い方で、スタートアドレスをどのようにするかヒープ領域をどう取るかスタック領域をどう取るかという質問らしい。リンカースクリプトを読めばよさそうでもあるし、EDK の使い方を読めばいい気もするが、一番多い問い合わせがこれだそうである。次に多いのが logiCVC-ML がうまく動かないという問い合わせでその多くは clock 設定のミスだそうだ。logiCRAFT2/logiTAP は外部に PLL 用のチップを持っている。それに 24Mhz を入力し、さらに I2C でその PLL 用のチップに命令を与えることで vclk すなわちビデオ出力用のクロックを作っている。作ったクロックは再度 FPGA に戻されそして最終的には LCD に与えられる。クロックの設定を変えてしまうと必要な 24MHz を生成できなくなり結果としてディスプレーはうまく動かない。次に多い質問が logiWIN の ITU の切り替えと DVI 入力についての質問で、特に DVI 入力には DVI のレシーバーチップを使っているがそのチップのコントロールに GPIO を使っている。つまりレシーバチップに GPIO を通して信号を与えないと入力が出来ない。あとは細かい質問が多いらしくその多くは IP コアのユーザーズマニュアルを読めばわかることだそうだ。その場合は「ユーザーズマニュアルのどこそこにこう書かれていますよ」と丁寧に答えるとのこと。
最後に最も多い質問は「クロアチアってどこ?ザグレブはどこ?」だと聞いたけど本当?と冗談を言うと「ザッツトゥルー」と明るくおおらかに笑い転げた。xylon の集合写真でも目を><として笑っている写真が印象的だ。ゴルダンにも「君は本当にハッピーに見えるよ」といわれてまた笑っていた。ハシが転がってもとはこのことだろう。