新千葉 ガーベージ・コレクション

FPGA マガジンやインターフェースで書けなかったこと等をちょぼちょぼ書いてます。@ryos36

LBT と SX130x

どうやら、最近(2021 1月) に出回り始めた SX1302 のボードは LBT に対応したボードがあるらしい。いやもともと SX1301 でもあるみたいだが、LBT 対応の為には FPGA がついていることが前提のようだ。どうやら Semtech の GW のリファレンス・デザインというのがあって v1.5 以降は FPGA がついているようだ。Semtech の github の loragateway のソースを見ると FPGA のファームとして hex ファイルがあって、その ReadMe にはボード上の ROM に焼く?ためにあるようなことがかいてある。

ソースを読むと SPI のある領域が FPGA にアクセスするためにあるみたいなので、一旦、MCU の SPI で受けて、それを SX1301 と FPGA に振り分けているのだろう(確信はない)。

で、最新の SX1302 のボードには FPGA が見当たらないように見える。ので SX1302 には FPGA の機能が入ったか、あるいはやっぱりボードの上に FPGA がある?ということらしい。真偽は定かでない。

Semtech のリファレンスデザインを見て GW を作っている人がいる。SX1301 をつかっているようだ。

Can this module do LBT ? Listen before talk ? · Issue #16 · will127534/LoRa-concentrator · GitHub

LBT をサポートするには FPGA と SX1278 がいるみたい。と書いているが SX1278 はおかしいな。まぁいずれにせよ、SX1301 には FPGA が必要だろう。したがって、なんちゃって GW を SX1301 + ラズパイで組み立てようと思っていると、日本ではかなり厳しい(LBT が必要だから)。SX1302 を待つというのが正解か?

手元にある HAT は SX1301 すらはいってない SX127x が2つというものなので、自分で LBT 組まないといけない。こちらはほぼ Device なので、GW ではない。

GW では複数の受信をするために SX130x が必要で、さらに LBT には SX1301 + FPGA or SX1302 が必要という事。Device は複数受信の必要がないせいか、単純にFPGA なくても LBT は出来そうだ。

www.murata.com

"Listen before talk" can be supported. LBT means that device will enter Rx mode and check the interference signal level before starting the transmission.

と murata さんが言っているのだから大丈夫だろう。

とりあえず device 側は単純に Rx mode にして "check the interference signal level " ということをすればよいということが分かったのが収穫。