文化を紹介する

ダバーもそうだがプレドゥラグの観光案内はひとつひとつが丁寧だ。あのビルはminiであなたはあそこで車を買うことが出来るとか、あそこはT-mboile であそこは新聞社。ここは石油の会社。INA というガソリンスタンドをいっぱいみるでしょ。などなど。こちらが何に興味があるかわからないというのあるのだろうが網羅的に話してくれる。ダバーにいたっては「あれはマクドナルド」

どういうことか考えてみた。

日本で文化を紹介するときとりあえず日本らしいものと思って寺や神社などを紹介する。典型的なのが浅草であろう。一種のステロタイプ的な日本の紹介ではあるが、ヨーロッパから見て明らかに違う文化だから、そういった紹介の仕方はかなり的をいていると思う。一方であれがNTTだよ、あれが読売新聞だよなどとは紹介しない。勝手に彼らの興味がないものと判断しているわけだ。

彼らの自文化の紹介の仕方は違う。見えるものを片っ端から古い建物から近代的なものまですべて語りつくそうとする。日本がどれだけ先進国かは知っていて果たして「あれがクロアチアの新聞社だよ」と紹介することがどれだけ意味があるかはあまり考えていなくて、とにかく網羅的に紹介をしまくる。

2つの種類の紹介の仕方の違いは今までたどってきた民族の文化的な背景の違いかもしれない。ヨーロッパでは日本とは違い多くの文化的な交流があり、そういった中では異国の人にはとにかく全部丸ごと紹介するという発想になるのかもしれない。相手がどんな文化的な背景を持っているかということに何も前提を置けないので網羅的な語り口になるのだろう。

どちらの紹介の仕方もステロタイプを感じる。そういう意味では日本ってどういう国?って紹介するときに歴史ある寺や神社を何も考えずに紹介するのではなくもうちょい現代という視点で紹介していくということも必要なのかもしれない。