オフレコと「失われた10年」

田原総一朗(朗らかだ!)の責任編集の「オフレコ!」という雑誌を買った。実に面白い。なべつねのインタビューはスクープに近いんじゃないかな?なべつねもジャイアンツにかかわらない部分は本当にまともなことを言う。あと、朝日新聞がだいぶ歪曲して報道しているね。ひっかけられたりしてちょっとかわいそうなところもある。まぁ私はタイガースファンだから間違っても読売は買わないけど。それと関連して「聞き出す力―仮説を立てられる奴が生き残る! 」も読んだ。田原総一朗が意外に苦労人であることがわかる。そうだよね。「仮説を立てられる奴が生き残る」んだよね。当然、検証も必要だ。「大隈塾」の講義録でも買うかね?
村上龍の「失われた10年を問う」という本も面白い。あいかわらず、(テニスクラシックの時代から読んでるけど)村上龍は文章が下手だね。論理性もないし。しかし、村上龍は時代を読む力が飛びぬけている。商売魂といったら語弊があるが、それに近いものを感じる。そして、インタビューや対談になると途端に”すばらしい文章”と”的確な論理性”を発揮する。たぶん、この人は、小説的な修飾(レトリック)はめちゃくちゃ下手なんだけど、論理的な部分や先を見越す力は尋常じゃないんだろうな。だれかが、このくらいの文章なら俺でも書けるって。文章表現的にはそうかもしれないけど、着眼点は真似できないと思う。
ついでに書くと柳田邦男の「 壊れる日本人 ケータイ・ネット依存症への告別 」はめちゃくちゃ感情的。「マッハの恐怖」と同じ作者が書いたとは思えない。知識も教養もある人でも、考えることを停止して、先に結論を持ってきてしまうと、こんなにめちゃくちゃになるという恒例。