新千葉 ガーベージ・コレクション

FPGA マガジンやインターフェースで書けなかったこと等をちょぼちょぼ書いてます。@ryos36

PCB のスペシャリスト

xylon の中でもゴーランは異色の存在だ。彼は PCB のスペシャリストだ。彼の横を通るといつも拡大した回路図とにらめっこしている。歳は 40 代半ばなのだそうだが無精ひげがもっと年寄りに彼を見せている。ぱっとみは強面だが私が両手に荷物をもってドアをうまく閉められないのを見ると駆け寄ってきてドアを閉めてくれる、そんな気の使いが出来る技術者だ。その彼が ISO9001 の話をするという。PCB の話ではない。年功序列的に品質管理の仕事も任されているのだろう。一つ一つウェブサイトをつかっての品質管理の話をする。毎年チェックがあるとのことでかなり大変そうだ。バックアップには SVN を使っている。以前は CVS を使っていたらしい。この点について特別に質問することはなかった。ISO9001 については日本で日本語で調べればいいことなので。

それではなんなので話題を PCB の話に移す。基板を工場に出したら時々遅れませんか?と聞くと、そこが自分のエリアだとばかりに生き生きと話し出す。鉛フリーなのかも聞いてみる。概ね表面実装などは鉛フリーで自分たちで半田付けするときは鉛ありだそうだ。鉛がない場合は高い温度にしなきゃならないんでね。そういえば昔「ヒロセのコネクタがないか?」とクリスチャンに聞かれたことがあるというとその話もし始める。高いと思いながらも部品の入手はDegiKeyでしているらしい。基板の話はどこで聞いても大変面白い。