プレドナー

彼は営業担当だ。身長は 190cm を超える。xylon のなかで最も背が高い人だろう。現在、MicroSoft CRM を使って総合的な Web Site を外注して構築しようとしている。彼の説明によるとこれを使うことで世界をカバーする xylon の顧客対応用ノレッジシステムができるそうだ。もちろん、我々もこのシステムを使うことになるだろう。しかし、彼の手元にある visio で書かれた Web サイトの分厚い仕様書を見ると先行きは不安になる。本来 web サイトは軽量な開発が出来ないと有益にならない。極端な場合分単位での開発とデプロイになる。出来上がりは3ヶ月先というが、その外注先が1週間前に出来ていませんと言わないことを祈りたい。

月曜日の朝プレドナーが我々をアパートの前まで車で迎えに来てくれた。金曜日に会ったときはネクタイをしていたが今日はTシャツのラフな括弧だ。「遅れてすまない」という彼の言葉に「ノープロレム」と返す自分にそろそろ英語の会話にも慣れてきたと低いレベルながら実感する。週末のザグレブはどうだったかとの彼の問いにカテドラルに行ったことをつげザグレブのお勧め観光スポットを聞く。運転している最中ということもあってか、英語はかなりクロアチアなまりで受け答えもあいまいだ。それとも、ザグレブにはカテドラル以上の観光スポットはないのかもしれないとも思ったりする。xylon の近くには湖があるらしい。全周で6kmほどの小さな湖だ。時間があればいってみようと思う。

昼もプレドナーと一緒に社員食堂で食べることにした。我々日本人にとっては大盛りのチキンとパスタに悪戦苦闘しつつなんとか平らげる。プレドナーを見ると半分以上残している。彼も見たところ40前後のようだからあまり若い人のように腹いっぱいに食べるわけではないのだろう。と思ってみていたら、デザートのパンケーキと彼らが呼ぶところのうすっぺらいクレープのようなものにチョコレートをかけて食べている。突然、プレドナーが立ち上がって配膳まで歩いていく。そしてナプキンを持って帰ってきてそれを私に渡してくれた。骨付きチキンを素手で食べて汚れた手をどうしたものかと迷っていた私を見かねてわざわざナプキンを持ってきてくれたのだ。すばらしく親切な人だ。CRM プロジェクトの成功を祈りたい。