出発

朝早く千葉駅を出て成田空港に向かう。成田空港に着くと何人の旅行客がマスクをしている。豚インフルエンザの影響だろう。まぁそこまで神経質にならなくても大丈夫の気がする。空港職員の多くの人もマスクをしている。出国のときにパスポートをチェックする人もマスクをしている。いいか悪いかはわからないが日本的なパニックにすこし滑稽味を感じる。

フランクフルトまでのフライトは13時間。フライトの間は読書をしようと思い何冊かをバッグに入れてある。チェックインカウンターでイーチケットを見せると2枚のチケットをもらうことができた。ひとつはフランクフルトまで、もうひとつはザグレブ行きのチケット。荷物を機内持ち込みにしようと重さを量るとなんと重量オバーだったが、ルフトハンザの職員が気を利かせてくれて機内持ち込みが可能になった。今度からは重量をちゃんとチェックしよう。

出国するためについにゲートをくぐる。「なかにPCが入っていたら出してください」と空港職員。泣く泣くそこのほうにあるPCを出してゲートをくぐった。PCが入っているとX線が通らないらしい。

ルフトハンザの出発は1時間ほど遅れた。整備のためという。見ると、右翼のモータを回転させたりして整備していて非常に不安を感じる。落ちたら承知しないぞなどと思っていると一気に緊張感が高まるも、よーく考えたらパイロットも命がかかっているから整備には注視していると思うし、そもそも整備をして遅らせるということ自体がよく整備していることだと言い聞かせて搭乗する。

途中シベリアの複雑な氷が描く不規則なフラクタル模様に感動しつつ、13時間はあっという間にすぎてフランクフルト到着。そして、素敵な赤白の市松模様を尾翼あしらったクロアチアエアラインに搭乗して、いざザグレブへ。ダバーたちの身長が非常に大きいのでガリバー旅行記になるかと思っていたのだが、意外にそうでもなく大きな人ばかりではない。ようはダバーの背が高いんだ。アンナクルニコワ似のすてきなアテンダントと
お別れをしつつザグレブへ到着。

向こうの方でダバーが手を振っている。ザグレブでの再会。最初はサンノゼで、そして次は日本で。そして今ザグレブにいる。奇妙な物語はこれからも続くのだろうか?そして我々はこの手で未来を開いていけるのだろうか?

ダバーの運転と観光案内ばりの話を聞きながら、アパートメントに着く。これは相当ぼろい。まず、車に乗り込むときに金をせびるおじさんに出会った。まぁ、そういうところだ。そしていたずら書き。無数のいたずら書きがあちらこちらにある。エレベータはボタンを押してもすぐにはこないし、上に行くにも工場のような奇妙な低音と振動で震わせながら移動する。

部屋は2間。ここで我々のザグレブ生活がスタートする。ここにくるまで、20時間か?さすがに疲れは隠せない。現地時間の夜11:00に就寝をする。明日から仕事だ。

bok