定跡からビジョンへ

羽生「この知識と感性の二つのバランスをとるのはかなり難しいのです。というのも知識に偏ってしまうと感性が鈍ってしまうからです。例えば、始めて見る場面のほうが閃きやすいということがあります。データが何もないと、その場面で、自分の頭で必死に考えるしかないじゃないですか。知識や定跡に縛られないから自由な発想ができるわけです。一方、感性に頼りすぎると将棋が雑になってしまうのですね」

私が思うに、天邪鬼はもっとも「知識や定跡に縛られ」ている人種と思う。奇をてらったりせずに、こつこつ積み上げていくことが肝要だと思う。