読売新社会部 大学病院でなぜ心臓は止まったのか
よくぞここまで取材したという、記者たちの渾身の一冊だ。東京医科大学の杜撰な管理体制が克明に描かれている。病院はちゃんと選ばないといけないなぁ。

決断力 羽生善治
同じ出版社からの「集中力」という本も読んだがこっちはいまいちだった。将棋のスタイルはともかく、羽生さんの考え方にいたく感銘した。羽生さんの別の本である「定石からビジョンへ」も読み始めたが、読めば読むほど、幅の広さは将棋という枠を超えていると思う。

好き嫌いで人事 松井 道夫
この本は画期的。大変刺激を受けた。と同時に自分の足元の再確認と「思考停止」部分に気がつかされた。うちにはうちのとる道があるし、それが見えてきた。大企業や既存の企業のようにやっていたらダメだ。人事関係では”内側から見た富士通「成果主義」の崩壊”も以前読んだが、これは論理的に書かれた愚痴本だ。暴露的な内容は面白かったが、基本的な論調が後ろ向きなので、結果的になにも刺激にならなかった記憶がある。やっぱり、読むなら、最先端をエネルギッシュに走っている人の文章だな。

とにもかくにも、我々の使命の一つを再確認した。必要のない中間的な役の立たない会社には資本社会から退場願いたいと強く思う。そういう会社は今後なくなっていくだろう。ものづくりや、サービスを知らない会社はなくなるだろう。10年。その間に飛躍する必要がある。